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新ふいご祭り (1/2page) |
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2002年11月24日、毎年11月の最終日曜日の恒例祭り「新ふいご祭り」が、大牟田市倉永、天地稲荷神社境内で開催されました。(西鉄)倉永駅付近から甘木山への道に入れば、案内板や旗などがありますからすぐにわかります。今年で12回目の祭り。日本刀の製作実演があるとのことで朝09:00に現場到着です。 写真は11:00頃の光景、多くの方がお越しになってました。
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こちらが、刀鍛冶を行っておられる刀匠四郎國光先生です。いつもは厳しい先生なのだろうと思うのですが、今日ばかりはマイクを片手にやさしく丁寧に刀について説明をされていました。 何しろ鍛冶屋は気が短いのだそうです。鉄が赤い僅かな時間が勝負とばかりに仕上げていくんですからね、そうかもしれません。
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これは玉鋼(たまはがね)とよばれるものです。砂鉄をたたらで製鉄し玉鋼を作るのだそうです。調べましたところ、たたらとは本来ふいごを意味するものらしく、その後鉄を精錬する炉のこともたたらと呼ぶようになったとありました。ふいごを使って木炭の燃焼熱により高熱を生み出し、砂鉄を還元して鉄を得る方法、これがたたら製鉄のようです。
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ふいごを操り木炭で高温状態を作りあげます。玉鋼もしばらく高温の木炭に沈めるとご覧のように赤い状態になります。
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ふいごを使って玉鋼を高温に熱し、大槌で打ち延ばしていきます。熱しては叩き、冷えると熱しまた叩く、いかにも鍛冶らしい光景です。こうやって叩く最中にも不純物が飛び散って鉄の純度が上がっていきます。
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玉鋼がここまで薄く延ばされました。ここまで延びるのに20分位かな。打ち延ばしの作業は腰と体力に自信が必要です。
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薄く延ばされた玉鋼を、10cm角程度?を目安に折ります。簡単そうに見えますがなかなかコツを要する作業のようです。一人が大槌で安定させもう一人が角度を調整しながら小槌で叩いていきますが、息が合わないとうまくいかないんですね。
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折られて適度な大きさにされた玉鋼を、このように重ねていきます。これをまた熱して叩くわけですね。
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