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水かぶり(臼かぶり) |
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大牟田市三池の弥剣神社で毎年行われる恒例行事「水かぶり」に行ってきました。別名「臼かぶり」といい、文字通り水をためた臼を頭からかぶるという火災よけ祈願として伝えられてきた神事です。三池地方を襲った大火事以後に始まったと言われています。
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会場は、西鉄バス三池中町バス停から徒歩で1分のところの弥剣神社。主要道に面していますので、バス停から北方面に歩きますとすぐにわかります。
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境内に鎮座する臼。これをかぶるんですね。 小学生はバケツで水をかぶり、大人が臼でかぶると事前調査にて。
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「水かぶり」神事は18:00からとのこと。少々早く着いて神社にお参りすると、やがて神事の開始時刻を迎えました。 今日は晴天に恵まれ、綺麗にお月様が見えてました。気温は1月にしてはやや寒さは緩めです。でも水をかぶるには勇気が要ります。
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お払い神事の後記念撮影があり、それから「水かぶり」神事がとり行われました。まずは小学生による「水かぶり」。かわいい子供達の頑張りに一斉に歓声が上がります。
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最年長の6年生になると、バケツの水5杯を連続してかぶるという荒行。中には急いでかぶりまわってフラフラする子も。 なんとも寒そうなショットでしょう?
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さあいよいよ臼を用いての「水かぶり」です。 臼の大きさは太いの高いのといろいろあり、最も大きい臼は80kgにも達するそうです。特に大臼は底の方が広がっている形のため、持ち上げる際重心が体から遠いこともあり大臼は特にかぶり難いようです。
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まずひざまで抱え上げた臼に頭を突っ込み、手と頭の力を利用して持ち上げそのまま後方へと投げ飛ばします。軽い臼でも50kgはあるでしょう、腕力とコツが必要なのではないでしょうか。
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見事に後方へと投げ飛ばされました。うまく投げないと自分の足に当たるなどの危険があります。馴れない人には補佐がついて懸命に臼をかぶるシーンもありました。
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写真のようにパフォーマンスを披露する上達者(?)の姿も。歓声が沸きます。
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次々に「水かぶり」が行われていきます。臼は全てかえす(かぶり投げる)ことが神事のならわしのようで、臼は残さずすべて無事にかえされました。 途中一般人による参加もあり、大臼にチャレンジした人は頭を臼に入れ、さあ上げようと足腰に力を入れたときに後方へぐるんと体ごと回り、それに合わせて臼も見事にかえる場面がありました。一見失敗かと思われましたが、寝かぶり(?)と呼ばれる正式な「水かぶり」の方法とのこと。きっと本人もびっくりだったでしょう。
また若い女性による臼への挑戦もあり、細いからだで見事投げたときには一斉に拍手喝采でした。(見とれてて写真を撮ってません。すみません。)
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最後に一斉に臼をかえして「水かぶり」神事が無事に終了しました。
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その後どんど焼きが行われ、今年の無病息災が願われました。濡れた体を早く温めましょう。
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「水かぶり」神事のあとは、「どんどがゆ」が振舞われました。素朴なおかゆですが大変おいしく温かさが身にしみる思い。ご馳走さまでした。
「水かぶり」神事、ちょっと考えられない勇壮な臼のかぶり投げ。 今年も大火事は発生しないように見事な祈願が行われました。
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