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宮原坑 (みやのはらこう) |
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万田坑より4年早く開坑した宮原坑は、明治、大正時代の万田坑と並ぶ主力坑として年間40〜50万トンの石炭を産出していました。昭和6年に閉坑し、現在は第2竪坑櫓と巻揚機室などが残されています。
国重要文化財、史跡 |
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現在、宮原坑の敷地内には入れませんが、近くの道路からその姿を確認することができます。煉瓦造りの建物が当時を偲ばせます。 竪坑ですから、危険な個所が多いのかもしれませんが、是非整備して見学ができるようにしてもらいたいところです。石炭産業として日本を支えた遺産ですから.....
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以前炭鉱で働いている方から聞いた話によると、万田坑その他鉱山は民間人が働いていたそうですが、宮原坑は囚人が働く鉱山だったといいます。宮原坑にはその話を裏付けるように今で言う刑務所と思いますが「三池集治監」の外壁が残っています。
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だいぶんと補修もされている様子ですが、ここでも宮原坑巻揚室同様煉瓦を使われていたことが分かります。これも聞くところの話ですが、ここ三池集治監には最も多いときでしょうか、2700人が収容され交代制で働いていたそうです。 ちょっと余談になりますが、蒸気機関や電気による動力がない頃は馬が活躍しています。馬は三池炭鉱全体で述べ約7750頭、坑内には厩舎などが完備され坑内で生まれ日の光を見ずに死んでいく馬も多くいたようです。
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現在三池集治監の後地は三池工業高校として文学の地となっています。写真は正門からのショットです。大牟田の歴史を残す場所と言えるでしょう。
関連 万田坑(荒尾市)
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