大蛇山とは言うものの、その歴史や由来は良く知らないところ。少し調べてみた。 どうも行き着くところは、大牟田市三池地区に伝わる大蛇伝説である。大蛇の生贄【いけにえ】にされようとしたお姫様をツガネ(サワガニのこと)が大蛇から救ったというお話で、ツガネのはさみで大蛇が3つに切られ3つの池となったという。確かに三池地区近くの三池山には3つの池が存在し、三池の地名の由来となったとも言われている。 相手は大蛇である、いくらなんでもサワガニが勝てるなんてと思うところはあるが、サルカニ合戦の物語があるように不思議とカニは勝つのである。しかし何故かカニが勝ったのに大蛇が人々に慕われているところが、いまひとつ伝説と結びつかないような?と思うところではあるが、それはさておき、三池山は雨乞いの祈祷を行う神聖な山であったとも伝えられ、この3つの池をつくった大蛇は水の神を象徴とする水神信仰があったとされる。日本ではそもそも蛇は水の神とする信仰が多い。
しかし、これだけでは大蛇山と大蛇伝説はあまり結びつかない。
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