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小石原村には行者杉【ぎょうじゃすぎ】と呼ばれ、林野庁の巨木百選に選定されるほどのすごい樹齢約200〜500年の杉巨木群がある。
この写真が、なかでも最も大きいとして巨木百選に選ばれた行者杉の父:通称「大王杉」である。判りづらいかもしれないがもの凄い迫力である。幹周り8m29cm、樹高52m、林野庁の推定樹齢としては600年とされる。 |
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「・・・そびえ立つ」という表現はまさにこのようなものであろう。分かれた枝ぶりは杉とは思えまいが、その大きさ自体周囲の普通の杉の幹よりも大きい。
すぐ側には大王杉と並びその巨大さを誇る霊験杉(行者杉の母)や境目杉がある。
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行者杉の名前の由来は、鎌倉時代以降筑前方面より英彦山【ひこさん】に入山する修験者【しゅげんじゃ】たちが、豊前との境界であるこの地で禊したときに信仰上の理由から行者堂付近に奉納植栽されたものと言われている。
※ 禊【みそぎ】・・・水をあびて身のけがれを去ること。神事。
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写真は「境目杉」である。愛称:国見太郎と呼ばれている。
右隅に小さく写っているのが境目杉の名前の由縁、筑前・豊前の国境に設置された境目石である。
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国境境目石
行者杉の傍らに、長年続いた筑前と豊前の国境争いが解決した元禄14年(1701年)に両藩によって設置された石碑。背中合わせに立てられた石碑にはそれぞれ「従是西筑前領」「従是東豊前領」と刻まれている。
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絵的な派手さはないが、行者杉を一見するだけでも価値がある。
新緑が綺麗なこの時期、小石原村の窯元散策と併せて足を運ばれてはいかがかな。
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