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 野間岬  (鹿児島県南さつま市笠沙町)    site up 2004/10/12
野間岬1
「すんくじらにまがっとけ!」???

鹿児島の方言なのだが、たまたまこの地の民宿に仕事で泊まったときに耳にした。強烈なインパクトからよく覚えていたのだ。

「すんくじら」とは鹿児島弁で「隅っこ」の意味。「まがっとけ」とは地元の酔狂殿曰く「じっとしておけ」との意味だそうである。併せて「隅っこにじっとしておけ」ということである。(余談だが「すんくじら」という焼酎もある)

で、鹿児島のすんくじら、野間半島の野間岬をご紹介したい。 野間岬は九州本土・鹿児島県の最西端に位置する山海の自然恵豊かな所であじこじでもお勧めのスポットである。

坊野間県立自然公園
   (昭和28年3月指定)
なにせ本土・鹿児島の最西端、鹿児島市から南西へ50Km、野間半島の最先端・野間岬のある野間池(←地名)には訪れた人もそう多くはないことであろう。太公望、いわゆる釣師が大半かなというくらい特に海の資源は豊かである。
レジャーの代表とすればイルカウォッチング、九州でも珍しいクジラウォッチングが出来る。時期は8月初旬から9月頃で主に見れるクジラの種類はニタリクジラ、イルカはハンドウイルカとの事。その他、岬めぐり・サンセットクルージング、定置網観光、シーカヤックなどが楽しめる。
抜群の海の綺麗さは海水浴やバーベキューにもってこい。登山は薩摩半島でも秀峰(美しい山)として知られる野間岳(標高591m)がある。

【海から見る野間岬の先端】
野間岬2
野間岬3 海に突き出た岬は風力発電に適した地形から九州電力の巨大な風車が10基建っている。

岬の付け根にあたる野間池にはその風力発電のしくみを紹介している「野間岬ウインドパーク展示館」(入場無料)あり、その脇から狭い道(車は要注意)を登っていくと岬全体を見渡せる高台へ行くことが出来る。駐車場やトイレは整備されており、巨大な風車を見れるだけでなく、東シナ海を望む絶好の夕日ビュースポットとなっている。
岬の突端までは断崖となっており行くことは出来ないが、歩いてであれば岬途中に建つ灯台までは行くことが出来る。

【風車の立並ぶ一角に整備された東屋からの眺め】
野間岬4 野間岬5 野間岬6
風力発電の風車 野間岬ウインドパーク展示館 直下から見上げると大迫力
野間岬7 野間岬8 野間岬9
風光明媚、まさしくね。 夕日の絶景 潮通しがよく、よい漁場となる岬廻り
海から見た岬は荒々しく、風波によって削られた断崖に自然の迫力を感じ圧倒される。周辺には小島や瀬の奇岩が点在し織り成す風景はまさしく風光明媚。
海流は岬の両端からぶつかり合い、流れの壁には小魚が溜まって、それを求め中型・大型の魚がより多く集まる環境はよい漁場を造り出している。

海からの風景はぜひともクルージングや定置網観光などでお楽しみ頂きたい一面である。そういったレジャーには博物館をも併設する町営宿泊施設「笠沙恵比寿」で案内している。
野間岬10
野間岬11 野間岬12 野間岬13
ハイビスカスも咲いていました おだやかな日、野間池港 博物館も併設、宿泊施設”笠沙恵比寿”
野間岬14 笠沙【かささ】の名称は古事記・日本書紀に記された「笠沙の御前【みさき】」を由来としており、神話も伝えられる。天孫降臨で有名な瓊々杵尊【ニニギノミコト】が木花之開耶姫【コノハナノサクヤヒメ】がここ野間岬で結婚したと伝えられるそうだ。

歩いて廻れるほどの小さな漁村の野間池。野間岬を代表とした自然美豊かなこの地を楽しむには一泊してゆっくりと流れる時間を贅沢に過ごすのがお勧め。

どうです、こんな静かな海・・・。
 関連リンク 南さつま市ホームページ  
   

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