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また、ウジジ浜が有名であるのはその景観だけでなく、歴史にも要因がある。 1890年(明治23年)9月、カナダの帆船が台風に巻き込まれ座礁し乗組員22名のうち10名が行方不明、12名が地元住民に救助されたがうち船長と職工1名が死亡した。残る10名の生存者は島民の献身的な介護によって無事帰国の途についたという。その後、カナダ政府は島民に感謝してお礼に双眼鏡とお金を贈ったそうである。
110年後の2000年9月、ウジジ浜公園が整備され、駐日カナダ大使と遭難した乗組員の遺族を招いて御霊【みたま】を慰めるとともに、先人の功績を偲びながら両国民の交流を深めるイベントが行なわれた。 |
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