滝周辺は市街からの近さを忘れさせるくらい木々が鬱蒼としており、瀑布(滝)によって峡谷に吹き降ろす冷やかな風はマイナスイオンを全身に体感できる。また、この滝は観世音菩薩信仰と滝うけ行の霊場としても有名らしくそのせいか言葉では表現しにくい不思議な様相を呈している。
隣接には九州西国三十三観音霊場・二十一番札所「清水山宝地院(通称:清水観音)」があり、延暦22年(803)、第50代天皇・桓武天皇【かんむてんのう】の勅命によって開基(創立)された寺院。
途中、戦乱によって焼亡したが佐賀藩主・鍋島勝茂と小城藩主・鍋島元茂がこの地で鹿狩りをしていた際、この滝を発見したことから寛永4年(1627)勝茂によって武運長久と国家の安康を祈り観世音菩薩をこの地へ移し清水山を再興させたという。
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