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棚田というと、通常山にあるイメージを想像されるのではないだろうか。起伏のある山肌に、石を積み上げて複雑な模様を描いて田畑が続く様子は無条件に美しい。田植えの頃、青々と緑が広がる初夏、彼岸の時期に、黄金色に実った頃、そして掛け干しされる風景と季節ごとに移り変わる風景、それらは多くの人の目を愉しませている。
私は棚田というとどうしても山をイメージしてしまうが、そんなことはないんだなって思わせる新鮮な棚田を拝見した。ここ浜野浦【はまのうら】の棚田である。ご覧のように海が一緒に見られるのだ。その存在は知っていた。玄海町フォトコンテストなどでもよく登場する光景で、夕陽の光が赤く移りこんだ棚田の写真は印象深い。そう、その記憶が蘇ってきた。そうか、ここだったのか…いつものように、行き当たりばったりの私には嬉しい光景が目に飛び込んできた。
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