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大分県別府市の「別府地獄めぐり」は全国でも有名な観光メジャースポットであるが今回は知る人ぞ知るマイナースポットで一見の価値有りと思う「塚原地獄」をご紹介しよう。(編集注:正式名称か実は判らない)
高速道路・大分自動車道を湯布院ICから別府市に向かう途中、山間の中腹から白く噴気が立っているのが見える場所がある。
九州にある17の活火山の1つ「鶴見岳・伽藍岳」の伽藍岳【がらんだけ】(標高1045m)のそれである。
ここには「塚原温泉」があり、泉質が硫酸塩泉【りゅうさんえんせん】PH値1.4という強い酸性で皮膚病に効くとその方ではかなり知られているようである。
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↑写真の塚原地獄は塚原温泉から少し歩き登ったところにあり、灰色のドロが煮えたぎっている坊主地獄であるが基本的に観光化はされておらず自然のままだけに一見の価値がある。
噴気口の大きさは幅10m程度でひょうたんのようなかたちをしている。勿論、立入禁止なので覗き込むなどは出来ないが横の高台から噴気口の中を見ると坊主(灰色のドロ)が激しく煮えている様子が伺え、その迫力には少々恐怖感を覚えるほどだ。
もともとここいらは珪石【けいせき】の鉱山だったそうで、地表から蒸気が出ているところをショベルカーでつついたら穴が開き、徐徐に今の大きさになったらしい。
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地獄までの道中 |
激しく煮えたぎる坊主地獄 |
地獄の縁にはドロが跳ねた跡が... |
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↑の塚原地獄からさらに先に進むといたる所から硫黄分を含んだ蒸気が噴気しており、その臭いとともにゴーーッという音が増して恐怖心をあおり立ててくる。
その音につられ無用心に近づく事なかれ、突然風向きが変わり噴気した巨大な蒸気の固まりがこちらめがけて襲ってくることがある。くれぐれもご注意を。
また、先に述べたように塚原地獄は観光化されたものではないので冒険的要素が高い。つまり観覧においてはあくまでも自己責任において行なって頂くことをお願いしたい。
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塚原地獄からの眺め。景色は良いが... |
噴気が襲ってくる、逃げろー |
荒々しい山の斜面からも噴気が |
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別府の奥座敷的存在の塚原温泉。秘湯と恐怖の地獄への旅、こっそりお勧めです。
アクセスは大分自動車道・湯布院ICから県道216〜617〜616号線経由で約12km。
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県道616号線沿いに立つ案内板 |
塚原温泉、共同浴場 |
家族風呂、こちらが泉質がいいとか。 |
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