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 竹楽【ちくらく】 (大分県竹田市)    site up 2003/11/21
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古くから日本人には馴染みの深い竹。
竹材林の面積では、全国の6割以上を占める九州。
だが、日本建築様式の欧風化、プラスチック製品の出現、生産者の高齢化などで竹材の需要は年々減ってきているのが実状であろう。そのなかで荒廃する里山(含まれる竹林)を保全し、新たに活用しようと取組みを始めたのは豊後【ぶんご】・竹田市である。

その取組みのひとつ、毎年紅葉の時期(11月中旬の週末3日間)に行なわれており今年(2013年)で第14回目を迎える祭り[竹楽〜TIKURAKU〜]をご紹介しよう。
難攻不落の名城として知られる岡城址(鎌倉時代初期に築城)が残る竹田市は、今でも武家屋敷や古刹【こさつ】が点在し、観光散策するにはよいところである。

竹楽はJR豊後竹田駅前からかつての城下町にわたり、道脇や観光スポットに2万本の竹灯篭を配置するものであり、祭りの仕掛けとしてはいたってシンプルである。
しかし、竹とロウソク、これだけの組合せで写真のような幻想的な風景を創りだす。シンプルな発想だからこそ感服し、そして素晴しいのである。
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竹楽6 盆地な竹田に夕暮れが迫りくると地元の子供や学生、ボランティアの方々によってロウソクの灯りが点火されていく。風によって消えたりするが巡回している人たちによって根気よく追点火される。

無数に散りばめられた竹灯篭。風に竹筒のロウソクが揺れると光が微妙に変化し、まるで竹の中に生命が宿っているかのように映り幽玄【ゆうげん】な雰囲気を醸し出す。
中でもお勧めのスポットは「十六羅漢」、「武家屋敷通り」、「広瀬神社」である。
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武家屋敷通り 光と影の世界 本当は紅葉がもう少し綺麗なはず。
多くの観光客で賑わう期間中は各所で琴やオカリナ、ギターなどの街角コンサートが行なわれていたり、通りでは即席の露店が並びおでんや焼き鳥などが売られ、カッポ酒が旨そうに誘惑する。
また、竹田市立歴史資料館の駐車場には屋台村が設置され名物のごま煮込みうどんだご汁(←これらはお勧め)が味わえたりと祭りを盛り上げている。

荒れ果てた岡城址は豊かな滝廉太郎の才能によって名曲「荒城の月」を生み出した。そして、今荒れ果てようとする里山は地域文化を継承・創造しようとする竹田市の市民によって「竹楽」という祭り文化を生み出した。
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オカリナとギターの共演 新しい祭り文化〜竹楽〜 屋台村、大盛況中。

 関連リンク 竹田市ホームページ  
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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