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大分県緒方町は石橋の町と言われるほど、町のあちこちに石橋が架けられています。 代表的な橋として「緒方橋」や全長78.0mの「長瀬橋」等がありますが、今回はその中でも一番美しいと言われる原尻橋をご紹介します。
原尻橋は緒方川に架かる5連アーチの石橋で、500m下流には緒方町の観光名所でもある雄大な原尻の滝があります。
『原 尻 橋』 |
完 成 |
大正12年 |
全 長 |
73.0m |
径 幅 |
13.0m |
形 式 |
5連アーチ |
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緒方川は昔から緒方平野の生活に密接していて、川の両岸に沿うように民家があります。橋ができる以前の人々は両岸の連絡用にも橋ができることを切望していたのでしょうね。
人の手によって作られているはずの石橋なのに、なぜか周囲の自然に溶け込んでいるように見えます。 これが石橋の魅力の一つなのでしょう。川や山々との融合する石橋の姿に見せられる人々が多いのにも納得してしまいます。
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原尻橋の束石(そくせき)※には、それぞれに寄付をした方の名前と金額が刻まれています。これだけの規模の石橋を作るには、たくさんの人手と費用がかかったことでしょう。当時の苦労が思い偲ばれます。
原尻橋は現在も倉園地区と原尻地区を結ぶ生活道路として、無くてはならないものとなっています。
※束石・・・石橋の手すり部分を支える下の柱のこと
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