「湯の花」の製法を少し説明しよう。
ここ明礬温泉地区は、わずか地下30cm程度で温泉脈のある地熱帯で地表の割れ目などから硫化ガスの蒸気が噴出している。これがミソとなるのだが、この蒸気を土管などを用いて湯の花小屋の地中へと導いておく。その上部に栗石を敷き詰め、さらにその上から青粘土を5〜15cm程度敷き、これらの層へ硫化ガスの蒸気を通すと青粘土中のアルミニウムや鉄と反応変化して粘土表面に石綿状に結晶する。これが硫酸アルミニウムや硫酸鉄、いわゆる湯の花である。結晶は1日に約1mm程度成長し、およそ40日間で採集、精製、乾燥して製品となる。
付近の売店では湯の花のティーパックを直売しており、家庭の風呂でも手軽に明礬温泉を楽しむことが出来るのも嬉しい。
【 写真は湯の花小屋を模した家族風呂 】
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