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K-00231-H0064
 ヒゴタイ公園  (熊本県阿蘇郡産山村)    site up 2004/08/20
ヒゴタイ公園1
久住山系の中腹になるだろうか、産山村にあるヒゴタイ公園を訪れた。以前訪れたときも雷雨に見舞われたが、今回も雨模様である。いざ公園に入ろうとすると、またもや遠くに雷鳴が轟くといった雰囲気に、私とヒゴタイの相性はどうも悪いと言わざるを得ない関係、と先に申し上げておこう。
ヒゴタイ、なかなか特徴的響きのある名前である。その名前から熊本県が原産か?と思うところ。だって生まれは?という答えに「肥後たい」って感じでしょ。実際は大陸性植物というから原産は熊本ではないようで、朝鮮半島中部から南に分布している多年草。日本では主に熊本県、大分県、長崎県-対馬、それに愛知県、岐阜県、鳥取県、広島県、山口県などで見られるそうだが、最近はその丸い紫色の花が災いしてか野生種は採取されて少なくなっているという。ここ阿蘇九重一帯でも野生種は少ないようだ。
あいにくの雨の中公園へ向かう。入園料200円とある。入園口では、係員の女性の方が申し訳なさそうな表情だ。
「料金はこちらで?」「そうですけど、雨がひどいですよ」
と気の毒そう。だってみんな引き上げて帰っていく中、一人これから入園しようと言うのだから変な奴だよね。
「もちろん。でもこの雨だからその付近まででしょうけど」
遠くに雷鳴が聞こえてくる天候に、窓口の女性は上司女性を仰ぐ。そして静かに頷くその上司女性。
「この雨だからね、特別よ、いっぱい宣伝してきてよ」
なんと気さくな回答か。この寛大なご配慮、雄大な自然が育む素敵な人間性に感謝だ。まさかあじこじ九州でレポートされるって直感があったとか(編集注:ないない)
うわっうれしい!!と喜んで入園した私。ここは一つレポートせねばあの女性に申し訳ない、と早速ご紹介となったのである(笑)
ヒゴタイ公園2
ヒゴタイ公園3 ヒゴタイ公園4 ヒゴタイ公園5
ヒゴタイのモニュメント あちこちにヒゴタイが咲いてます あまり類のない花ですね
ヒゴタイ公園6 キク科の植物らしいが、近縁種はアザミなんかが近いだろう。葉は細かく枝分かれしたような葉で、小さなトゲがあってアザミの葉を連想する。痛そうなのであまり触りたくはない。
公園内のヒゴタイは、ほとんどが添木されていた。強風で倒れては観賞できなくなるからか、でも結構タフな植物だと思う。しかし移植は難しいだろう。かなり太い根を張る植物で、移植するためにはその太い根を切ることになる。これはかなりのダメージを与えるようで、ヒゴタイを自宅で観賞するには、苗を購入するか種を購入する方が得策だろう。ちなみに苗は500円で販売されていた。
特徴的な紫色のトゲトゲした丸い花は、8月〜9月に花を付けるという。ちなみにトゲトゲした状態はつぼみで、そこから花が咲いて見た目の印象は手毬のような雰囲気になって柔らしくなる。個人的にはツンツンしているつぼみ状態が好きである。
広いヒゴタイ公園、とてもこの風雨の中には廻りきれない。既にズボンはびしょ濡れだ。雷鳴はあまり近づいている様子ではないが、先まで進むことは躊躇する雰囲気。そして一段と雨が強まったところで進むのを断念、引き返すことに。
入園ゲートすぐのところでは草花の販売などが、建物内では写真パネルで草花の紹介展示がされていた。ヒゴタイ以外でも7月のラベンダー、9月からのコスモスも多くの観光客が訪れるようだ。ヒゴタイ公園キャンプ場も併設されているので、夏場は避暑にいいだろう。近くには池山水源山吹水源などの名水スポットもあって楽しめる。
さてと、トイレを拝借して帰るか...と用を済ませて出てくると、あれま雨は止んでいる。最も雨が降っているときに撮影したらしい、ううむ、秋の空以上に気分屋な山の空か。これは不運かはたまた幸運か、窓口へお礼の会釈をして帰る私であった。
ヒゴタイ公園7
ヒゴタイ公園8 ヒゴタイ公園9 ヒゴタイ公園10
パネル展示、綺麗です ヒゴタイ苗売ってます 帰る頃は雨も上がり…
 関連リンク 産山村ホームページ ヒゴタイ公園キャンプ村
   

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