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 草枕の旅  (熊本県玉名市天水町)    site up 2004/10/06
草枕の旅1
“みかんと草枕の里 天水町”。熊本県天水町のキャッチコピーです。
なぜ、天水町が【草枕の里】といわれるのか... 【草枕の里】の“草枕”は明治時代の作家夏目漱石が熊本市に滞在している折、天水町の那古井館という温泉宿に宿泊しながらそこをモデルにして“草枕”という本を書き上げたことから文豪夏目漱石ゆかりの草枕の里となりました。
夏目漱石(1867年〜1916年)
“吾輩は猫である”“こころ”などの作者で、同時代の森鴎外と並ぶ日本を代表する文豪。明治29年に熊本の第5高等学校講師に就任。同年33年にロンドン留学へ立つまでの4年3ヶ月間を熊本で過ごしました。4年3ヶ月で6度もの転居をしたそうですよっ。漱石の俳句の大半は熊本時代に作られたものなのだそうです。
熊本市と天水町にまたがる金峰山山系の小高い丘に立っているのがこの草枕温泉てんすい
今回、残念ながら露天風呂に浸かることはなかったものの、女湯からは天水町が一望できるようになっています。きれいな景色を眺めながらゆっくり露天風呂に入ると、日ごろの疲れも一緒に洗い流してくれるのではないでしょうか?!
また、お食事や展望ホール、夏目漱石に関する資料など他にも多彩に楽しめるようです。※台風18号の影響で、9月末展望台には上れませんでした。
草枕の旅2
草枕の旅3 草枕温泉の展望台に上れないにしてもこの山!『他にも展望台らしきものくらいあるはずだっ。』と尋ねてみました。すると、まだ上のほうに“実山展望公園”なるものがあると教えてもらいループ橋を渡り実山展望公園へ!!(散々迷ったのですが...)
本当にココ行くの?!といった入口から急坂を登ると、(ここまでは車で行けます。)“げんやまてんぼうだい”の案内板のもっと坂の上に公園と展望台がありました。
思ったより多くの家族連れがお弁当を食べたり、お昼寝をしていたり...etc
ここからは、天水町の景色、熊本方面の景色、(方向的には)玉名方面?!の景色が展望できます。さすが、山の上の上の展望台!!バックに広がるは有明海。お昼がこんなにきれいなのだから、夕日が沈む頃はもっときれいなはずですよねっ!!
草枕の旅4 草枕の旅5 草枕の旅6
実山公園入口です。 先人の努力に報いて... 草枕道案内板です。
ではでは、草枕のモデルにもなった“那古井の宿”(漱石館)へ。と案内板通りに進んで行ったのですが...やっぱり迷ってしまい、危うく金峰山まで行ってしまうところでした。(泣)迷ったお陰でもう一つ、漱石先生の句碑(3つ並び写真左)を拝見することもできましたが♪ココは、皇太子美智子両殿下も展望された場所だそうですよっ。

やっと着いたココが漱石館。そして入口がまた微妙|||。 帰りにすれ違ったご夫婦の奥様が『何!これ?!』と言っていらっしゃるのが聞こえましたが、私も最初同じ事を思い場所を間違えたかと引き返そうとした程。引き返さずに進んで良かった(笑)※少し入らないとわからないかも
漱石館は、漱石先生が明治30年の大晦日から数日間滞在した部屋でその一室は当時のままに保存されているとの事。とてもそんな風には思えない程綺麗なままのお部屋でした。庭の句碑には『かんてらや 師走の宿に 寝つかれず』と書かれていました。
草枕の旅7
草枕の旅8 ただ...陰っていることから私が訪れた9月末でも相当蚊に刺されました。出来れば寒い時期、又は完全防備で行かれることをおすすめします。

草枕の旅。ずっと一緒だったのがこのみかん達です。どこに行ってもみかんみかんみかん...。誘惑に負けて食べてしまうところでした。おいしそうでしょ?!

ここでご紹介した以上に“草枕 散歩道”には沢山の句碑や峠の茶屋跡・前田家墓地(わが墓モデル)など、小説に登場する場所があります。(天水町〜金峰山)今回私は車で回ったのですが、お散歩又は自転車で綺麗な風景を楽しみながら回られるのも良いかもしれませんね。そして、最後にゆっくりと“草枕温泉てんすい”で汗を流されてください。
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降りやんで 蜜柑まだらに 雪の舟 両殿下が眺められた風景です。 お部屋の中はこんな感じ。
 関連リンク 漱石・草枕の里(天水町)ホームページ 玉名市ホームページ
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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