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 下の城のイチョウ  (熊本県阿蘇郡小国町)    site up 2004/08/21
下の城のイチョウ1
秋、紅葉シーズンには黄色い葉がライトアップされ、多くの観光客に愉しまれている下の城のイチョウ。過去2回、いざ訪れようと小国町役場に電話確認したら、もう葉が少ししか残ってません…という回答に呆然とした記憶が蘇る。やっぱり標高が高いから、平野部より紅葉が早いんだね(苦笑)って2回も同じ過ちは進歩がない私の露呈であるが。
で、紅葉写真を撮ってからご紹介しようと思っていたが、先述のように2回も撮影機会を失ったことから、まずは綺麗な緑の葉をつけた姿をご紹介しようと思う。写真は盛んに新芽を出している春、葉数が少なくボリューム感今ひとつの写真だが夏場はこんもりとした姿に。
で余談だが、下城の大銀杏、下の城のイチョウ、下城公孫樹といろんな記載名があるのだが、あじこじでは、門柱(かな)に刻まれていた下の城【しものじょう】のイチョウを採用しようと思う。
このイチョウは雌である(イチョウは雄と雌があって、東京の街路樹は雄ばかり)。よって秋口には大量のギンナンが実るだろう。実際盆期間中に訪れたが、緑色の実がすでにほどよい大きさに実っていた。これがもう暫くすると黄色く色を染めてくる。ここのギンナンはきっと収穫されているんだろうね。
根元の周囲は21m、幹の周囲は10m、樹高は25m。やはりこれぐらい巨樹になると、縦方向に加え横方向への枝ぶりが立派で、特に下の城のイチョウは高さのわりに枝を広げてこんもりとした姿が見栄え良い。
また幹を眺めると、ひこばえと呼ばれる根元から生える若芽が主幹周りを無数に囲み、見た目の迫力を増している。ちなみにひこばえとは「孫(ひこ)生え」の意味だそうだ。ひこばえとは言うが、その1本でも立派な大きな木というレベルでさすがは国指定天然記念物である。昭和9年12月28日に認定。
下の城のイチョウ2
下の城のイチョウ3 下の城のイチョウ4 下の城のイチョウ5
国指定天然記念物 大きなイチョウでしょ ひこばえがたくさん!!
下の城のイチョウ6 イチョウは道路よりちょっと高いところにある。よくお宮や祠がある場合にこのような一段高い光景が見られるが、実はここ戦国時代末期の下城の城主、下城上総経賢(なんて読むのでしょ)の墓所で、イチョウの根元にある五輪塔はその母君である妙栄の墓と伝えられているという。
イチョウは大きくなると、瘤のようなものが幹にできる。乳瘤【ちちこぶ】と呼ばれるが、その姿からイチョウには安産や乳の出がよくなるといった信仰がある。もちろんここにもその言い伝えがあり、チコブサンと呼ばれ親しまれているようだが、意外に乳瘤の姿が目立たない。乳瘤を削って煎じて飲むと乳の出が良くなるというから、削られちゃったのかな(笑) 今は天然記念物だから削ってはダメだと思うし、養生中の立札もあるのであまり木には近づかない方が良いだろう。
場所は国道212号線から少し入ったところ。気をつけていれば国道からもその姿を観ることができる。イチョウからすぐ近くの川には、下城の滝があり対岸には遊歩道や展望デッキもある。
新緑の頃と紅葉の頃、特に美しい下の城のイチョウ、家族サービスにイッチョウ行かれてみてはいかがだろう(編集注:あちゃ、これは滑ったね...)
下の城のイチョウ7 下の城のイチョウ8 下の城のイチョウ9
ギンナンがなってました 近くには下城不動尊がある 下城の滝。対岸からも見れます
 関連リンク 小国町ホームページ  
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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