広くない生活道路を抜け、杉林に差し掛かったところに鍋ヶ滝の入口があった。その少し先は最近整備された道路のようで、広い路肩に駐車できる。軽く10台ほどは止められそうだ。
鍋ヶ滝へはこの杉林を降りる。「足元が悪いためスニーカーで入ることを進めします」とある。さすがにハイヒールでやってくる御仁はいないと思うが、途中勾配がきつい箇所もあるのでご注意頂きたい。3分ほど降りていくと川につきあたり、その右手に滝が姿を現す。観光案内版で見たあの姿である。滝の裏側は大きくえぐられたようになっており、ちょっとした洞窟風である。ここまで余裕の空間を持つ滝もそうそうあるまい。
落差は10m程か、幅は20m〜25m程ありそうな小柄な滝である。迫力はないものの親しみ感じる姿だと思った。川が蛇行する一角にあるような感じで四方は囲まれていて、杉林がメインの木々では付近の眺めが良いという感じではないのが少し残念か。
|
|
|