大けやきは、連なる住宅の裏手にある竹の熊天満宮(菅原神社)の境内にあった。道路から入ること20m、登ること高低差3mほどか。気をつけていればすぐに確認できるだろう。大きな枝ぶりを想像していたが、思いのほかスリムな感じである。 根元周囲約15.8m、幹の周囲約11.7m、標高約33m、樹齢1000年を越すと言われる大木で、けやきとしては県下最大、全国的にも第一級のようだ。 やや寂しい枝ぶりと感じたのは、地上7mから主要枝が分岐しているが、そこから存在した第一の大枝が戦後の台風で折れてしまったからと分かった(けやきの特性で、あまり横方向に枝を張らないのも要因みたい)。 現在は折れた後が空洞化しているため、朽ちるのを防ぐためにトタンで穴を塞いである。1000年を越える年輪を刻んでいるのだから、いたしかたないと思いつつも残念である。
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