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 長崎鼻 (鹿児島県指宿市:旧 揖宿郡山川町)    site up 2005/10/18
長崎鼻1
えっ、富士山って海沿いにありましたっけ?と見間違うくらい見事な円錐形の曲線を描く向こうの山は薩摩富士【さつまふじ】と呼ばれ、鹿児島県・薩摩半島の南端にある開聞岳【かいもんだけ】。 スケールこそ富士山には及ばない(標高924m)ものの、故郷の山の愛称で‘○○富士’と呼ぶものは各地に点在するがこれほど本物の富士山に酷似するのは少ないと思われる。

で、ご紹介するのはこの風光明媚な景を望む薩摩半島の最南端にある岬長崎鼻【ながさきばな】」。写真は長崎鼻から歩いて行けるほぼ限界からのショット。(海に落ちないようにね、笑)

霧島屋久国立公園
   (昭和39年3月指定)
長崎鼻2 長崎鼻3 長崎鼻4
灯台までは道が整備されている 灯台から先の磯の様子 薩摩半島の最南端部
錦江湾(鹿児島湾)の出入口にあたる長崎鼻は海の航行を見守る白亜の薩摩長崎鼻灯台が立ち、海の綺麗さは言うまでもなく開聞岳の眺望に加え沖に浮かぶ三島(竹島・硫黄島・黒島)の島影や特に空気の澄んだ日には(年に数回)屋久島や種子島まで望めるという。
また、長崎鼻は浦島太郎伝説の発祥の地としても知られていて、それこそ浦島太郎が竜宮へ旅立った岬と言い伝えられ「竜宮鼻」という別名がある。駐車場(土産店や長崎鼻パーキングガーデンの無料P有)から薩摩長崎鼻灯台までの道中には乙姫様を祭った竜宮神社もあり、その名もふさわしく夏には周辺の砂場に海亀が産卵しにくるそうだ。

【長崎鼻の先端から灯台を望む】
長崎鼻5
長崎鼻6 長崎鼻7 長崎鼻8
薩摩長崎鼻灯台 浦島太郎伝説の発祥の地・竜宮神社 海の色は、ん〜とってもクリア
長崎鼻9 黒潮(暖流)の影響を受ける当地は、年間平均気温が18.5度と高く日本ではじめての熱帯・亜熱帯植物を屋外で育成、展示する長崎鼻パーキングガーデンが昭和41年9月に開園しており、早くからその景観とともに観光スポットとして開発されている。

その他、リスザルやコンゴウインコなどが園内に放し飼いにされていたり、フラミンゴやチンパンジーなどのショーもあるのでお子様連れでも楽しめる。


【長崎鼻から望む美しい開聞岳】
長崎鼻10 長崎鼻11 長崎鼻12
来訪客を出迎えるコンゴウインコ 長崎鼻パーキングガーデン入口 途中、古くからの土産店が軒を連ねる
さらには35.5ha、実に東京ドームの約8倍もの敷地を有する国内最大級の花のテーマパークフラワーパークかごしまもすぐ近くにありハイビスカスやブーゲンビレアをはじめとした亜熱帯植物を中心に約2400種類40万本の花植物が年間を通じて様々に観覧できる。

地理的には薩摩半島の最南端部だけにせめて近くの西郷隆盛もしばらく滞在したとされる鰻温泉や指宿温泉などに1泊するなどの計画をされ、ゆったりと南国ムードあふれる長崎鼻周辺を観光されることをお勧めする。
長崎鼻13
 関連リンク 指宿市ホームページ 長崎鼻パーキングガーデン
フラワーパークかごしま  
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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