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K-00107-K0004
 フーチャ 潮吹き洞窟(鹿児島県大島郡和泊町:沖永良部島)    site up 2003/07/25
フーチャ1
フーチャ、聞きなれない言葉である。

琉球語で「吹き上げる」という意味だそうで、隆起珊瑚礁でできた沖永良部島の北海岸側に、東シナ海の荒波によってその隆起珊瑚が洞窟のようにえぐりとられ、さらには洞窟の奥部分の天井面が侵食されなくなったため、季節風や台風などの波の高い日はそこから20〜70mも潮を吹き上げることから「フーチャ」と呼ばれるようになった、いわゆる潮吹き洞窟のことである。

沖永良部島の一大景勝地として挙げられるこのフーチャだが、延々と侵食された奇岩地帯の海岸のなかにポッカリ口を開けているだけなので一見しても波の穏やかな日は潮も吹いておらずどこにあるのか判らない。(現地案内板を頼りにいくしかないが…それでも少々判りづらかった。)
フーチャは遊歩道から観ることができる。
また、3キロにもおよぶとされる北海岸の奇岩地帯はそれだけでも圧巻であり、これにフーチャが壮大に潮吹きしている風景をぜひとも見てみたいと思った次第である。(訪れたときは波が穏やかでした。)
フーチャ2
フーチャ5 フーチャ6 フーチャ7
サンダルなどでの散策は危険です。 大波の入口 海からみるフーチャ
フーチャ3
しかし、フーチャの位置する和泊町の国頭【くにがみ】は一番高いところで海抜63mと平坦で、しかも3方面を海で囲まれた細長い地形をしている。
もともと隆起珊瑚の土地であり農業には適さない地域であった国頭は、その昔このフーチャの吹き上げる飛沫によって度々農作物の被害を受けた。
そのため、昭和38年に4ケ所あったフーチャのうち3ケ所を破砕し、被害の少なかったものを観光用として残したのである。

【フーチャ近辺は大物釣りのメッカでもある】

最初、大正13年にフーチャの破砕計画の要望を村長に提出したとされる国頭の人々の思いを考えると残るフーチャの存在は感慨深いものがある。
その後、平成4年には豊かな村づくり日本一(天皇杯)でこの国頭地域が表彰されたことを聞けば、厳しい自然条件のなかで培われた国頭の人々の思いがきちんと後世に受け継がれているのだなぁ、と思うとともにひとつだけ残されたフーチャという自然も大事にしなくてはと思った。
フーチャ4
 撮影協力
 
沖永良部オフショアサービス
 
 関連リンク
 
和泊町ホームページ
和泊町商工会ホームページ
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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