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出会いは突然だった。 福岡県山川町にある「はなたれ小僧」さんを訪れた4月上旬のある日、国道443号線を瀬高方面に車を走らせていると、不思議な感覚に襲われた。そう地域再発見の使命感が騒ぐという感じかな(編集注:おおげさな)。
右手には九州高速道が走り、その向こう側には小高い丘、そこはどうもみかん山のようだね。 と、何かに見つめられているように感じたその方向を見ると、小高い丘が連なる山頂付近には不意に木々が途切れた場所があって、その木々の途切れる場所付近には一際目立つ大きな木が静かに立っている。 それは目立つお姿で、しかも回りに巨木らしい木々がないだけに存在感も大きい。私に不思議な感覚をお与えになったのは、あなたでしたか...
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かなり立派な桜であることは遠めからも十分感じとれる。 知らなかった...正直な感想である。これほどの桜があったなんて、である。 が、しかしどうみても広い道があそこまであるとはとても想像できない。いや、ひょっとすると歩いてでないと行けないのではないか。高燃費高出力AT+車高が低い若気のいたり車(編集注:そう言える年でもない、早く替えなさい)で移動していた私は大いにためらい、そして後日の再開を約束したのであった。
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しかし地域再発見の情熱を燃やすも、通常業務という壁は容赦なく立ちはだかり私を違う方向へと延焼させる。そしてついに桜シーズンは終った(編集注:だからおおげさだってば)。 ああ、せめて撮影だけでもしておけば良かった...桜散る姿が脳裏に浮かんでは消えた.... だが思いもよらぬことは起きるもので、あるスタッフがその桜を訪れそして写真にも納めていた。き、奇跡だ、運命だ!再び不思議な感覚に襲われた。これはすぐに紹介しなければなるまい。
ということで、今回の山川町天保古山【てんぽこやま】の山桜紹介となった次第である。樹齢は200年を超えるとされる。高さ約18m、幹周り約2.5m、枝の広がりは約20mと見事なもの。それにしても山名の由来がかなり気になるのは私だけかな?(編集注:ぼくもだね)
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ご覧のように、みかん園の中にそびえ立つという感じかな。
スタッフの話によると、桜のすぐ近くまで車でいけるそうだがあまり大きな車では行かない方が良いらしい。 駐車場も頂上部に2台分と途中の路肩に2台程度とのこと。これは今後整備されていくと思う。
付近の農家の方々がライトアップや環境整備など力を注いであるとのことだが、付近一帯から見えるのでライトアップ時は特に美しいことだろう。隠れた名スポットかもしれないね。
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