【沈鐘と巨石】
写真は、同じく織幡宮の参道脇に設置される巨石である。 以下、現地案内転載。 昔の人は、金崎は鐘崎でここには海の向うの国から来た釣鐘が沈んでいると語りつぎ信じてきた。そして、宗像興氏や黒田長政などその権力にまかせてこの釣鐘を引揚げようとしたが失敗に終わった。ところが大正八年に山本菊次郎なる人が万金を投じてこれを引揚げることに成功した。しかし、姿を現したのは釣鐘ではなくしてこのような巨石であった。人々はがっかりしたが、いまでも本当の釣鐘は海底に沈んでいるとの思いを捨てかねている。このような話は沈鐘傳説といって諸国に例があるがここのはそのもっとも有名なものである。“沈鐘と巨石”“夢と現実”まことに面白い郷土鐘崎の物語である。
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