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 高良大社(福岡県久留米市)    site up 2003/06/27
今回は高良大社のご紹介である。耳納連山の西方に位置する高良山にあり、耳納連山スカイラインの久留米側から少し登ったところにある。

神社建築としては、九州最大の大きさを誇るとご存知だっただろうか。幾度かの建て直しが行われている歴史ある神社であるが、現在の社殿は、久留米藩の藩主有馬頼利公の寄進によるものとされている。完成したのは万治3年(1660)というから現在の社殿も相当な古さだ。また寛文元年(1661)に幣殿・拝殿が完成している。それにしても万治の時代は3年しかなかったのかな。
社殿は桧皮葺で、建立年次が明らかな建造物である点などから大変重要とされ、現在は国の重要文化財に指定されている。

昔は「高良玉垂宮【こうらたまたれぐう】」と呼ばれていたようだ。玉垂宮と呼ばれる神社はそう多くないと思うが、久留米市には大善寺玉垂宮とこちらも有名な神社がある。おっと話を戻そう。創建は古く履中天皇元年(400)と伝えられ、その後も歴代皇室のご尊崇があつく、嵯峨天皇の弘仁九年(816)十一月、名神に列し、貞観十一年(869)三月従一位、宇多天皇の寛平九年(897)には正一位を授与されたとある。

住宅やお店が立ち並ぶ麓(登り口)にある大鳥居と、本殿、弊殿、拝殿はいずれも国指定重要文化財となっている。さらに社宝の「紙本墨書平家物語」(国の重要文化財・昔は国宝扱いだったらしい)、「絹本著色高良大社縁起」(県指定文化財)、さらにさらに、山中の孟宗金明竹(国指定天然記念物)や高良山神籠石(国指定史跡)と、貴重なもののオンパレードとなっている。また県指定天然記念物の樟が神木として大切に管理されており、久留米つつじ原木の群生地(久留米市指定天然記念物)が境内にあるなど驚くほど見るべきところが多い。

夜は、提灯の明かりで幻想的になる。夕暮れ高速道路を南へ下るとき、久留米インターチェンジ付近からこの光が見える。「あれか」と思われる方も多いことと思うが、参拝には明るい内にお越し頂きたい。というのも社殿が閉ざされる為、せっかくなら社殿(拝殿)にて参拝したいところである。夜は神様もお休みに違いないと思う次第ではあるが。
高良大社には高良玉垂命(こうらたまたれのみこと)、八幡大神(はちまんおおかみ)、住吉大神(すみよしおおかみ)が祀られている。生活全般をお守り頂けるとともに、芸能・延命長寿・厄除けの神さまとして広く慕われている。
   

地図はこちらから⇒  Mapfan地図へ がおおよその位置になります。
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