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 戸畑祇園大山笠 (福岡県北九州市戸畑区)    site up 2004/08/07
戸畑祇園大山笠1
まるでピラミッドのように提灯【ちょうちん】で飾られた山笠。
ここ北九州に真夏到来を告げる代表的な祭り、それが戸畑祇園大山笠である。 12段309個、高さ約10m、重さ約2.5tもの提灯大山笠をかきこ(担ぎ手)と呼ばれる男衆たちが「ヨイトサ!ヨイトサ!」の掛け声とともに練り歩くその様は強烈な印象を残す。 提灯で飾られた山笠そのものも他に類を見ないが、昼の姿は幟大山笠【のぼりおおやまかさ】、夜の姿は提灯大山笠へと姿を変える祭りは全国でも例を見ないという。

国指定重要無形民俗文化財
    (昭和55年1月指定)
戸畑祇園大山笠2 戸畑祇園大山笠3 戸畑祇園大山笠4
昼の姿、幟大山笠 夜の姿、提灯大山笠 幟大山笠の飾りも見所のひとつ

福岡県・夏の三大祭りとされる博多祇園山笠、小倉祇園太鼓とともに全国的に有名な戸畑祇園大山笠は毎年7月第4土曜日をはさむ3日間で行われる。

もっとも見所と思われるのが戸畑区役所横の浅生1号公園一帯で土曜日の夕刻から行なわれる「大山笠競演会」であろう。(編集注:2004年は18:30〜21:00で開催された)

山は天籟寺【てんらいじ】・中原【なかばる】・西・東の4つで大山笠と小若山笠(中学生で構成される)の計8つの山笠の競演となり、昼の姿・幟大山笠から夜の提灯山笠に変身する様を観ることができる。
戸畑祇園大山笠5
戸畑祇園大山笠6 戸畑祇園大山笠7 戸畑祇園大山笠8
まずはやぐらに5段57個の提灯。 つぎつぎと提灯が取り付けられ 提灯大山笠の完成です
戸畑祇園大山笠9
祭りの起源は、亨和3年(1803年)と言われており200年以上もの歴史を持つ。当時、この地に疫病が蔓延し、須佐之男命【すさのおのみこと】(須賀大神)を祀る神社へと村人が集まり疫病退散の祈願を行なった。見事に沈静化したことに感謝した村人は、神前にたくさんの海山の幸を供応し盛大な祭りがなされたことが戸畑祇園の始まりとされる。

戦争で中断の時期もあったそうであるが、復興し昭和32年4月に福岡県無形文化財、昭和55年1月には国の重要無形民俗文化財の指定を受けている。
以前、戸畑の会社に勤めていた私にとって戸畑祇園を観るのは今回で2回目である。それこそ14年ほど前の話で当時とは町の様子が随分と違っていた。JR戸畑駅周辺は開発が進み、祭りメイン会場の浅生1号公園までの通りもキャブ化(電線地中埋設)され拓けた感じとなっていた。懐かしい中本町商店街から浅生公園横にある飛幡八幡宮までの参道には多くの露店が並び祭りを盛り上げていた。 久し振りに訪れた戸畑の変貌振りに驚きを覚えた今回の訪問であったが、勇壮に練り歩く提灯大山笠の迫力とかきこ男衆の熱気に包まれたその雰囲気は当時のままであった。
伝統を継承する人々に敬意を表し、戸畑祇園大山笠のますますの発展を祈念したい。
戸畑祇園大山笠10
戸畑祇園大山笠11 戸畑祇園大山笠12 戸畑祇園大山笠13
浅生1号公園横の飛幡八幡宮 飛幡八幡宮参道。たくさんの露店。 メイン通り。若戸大橋を望む。
 関連リンク 北九州市戸畑区ホームページ 北九州市観光協会ホームページ
   

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