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初夏到来、花も春から次々にシーズンを迎えているが、ラベンダーが見頃という情報をキャッチした私は、温泉郷としても有名な原鶴温泉を訪ねた。 知らなかったのだが、ここ原鶴温泉は、毎年ラベンダーの満開の時期に「ハーブ・フェスタin原鶴」と称して香り良いイベントが開催されている(2013年は10/12,13の2日間)。 ラベンダーは原産地は地中海沿岸であり、シソ科の多年草である。思い浮かぶシソとはずいぶんイメージが違うところ。また、地中海沿岸原産であることから、太陽を好みまた乾燥気味が好きな植物だ、その点では高温多湿な日本はややつらいとラベンダー氏は思っているかもしれない。地中海性気候は雨が少ないので、カラッと晴れることが多い。そこで地中海性気候を地中快晴気候と覚えてしまうと意味不明な漢字羅列になるのでご用心である。 |
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ラベンダー園は、原鶴温泉郷の中洲上流部にある(原鶴温泉郷は中洲にある)。駐車場は土手を挟んでの河川敷に多く用意される。ただし、混雑時にはラベンダー園からかなり離れたところに駐車することになるだろうから、出来れば早めの到着を目指されることをお勧めする。 それにしてもラベンダーの香りは強すぎず、しかしほのかに甘くいい香りが漂う。ハーブとは香り立つものを言うのか…と思いきやハーブの意味するところは広い。もともとは薬草という意味があるらしく、人間が利用できるものは広義として全てハーブといって間違いないらしい。食べてよし、飲んでよし、風呂によし、香ってよし、こんな感じで利用できる草はハーブなのだそうだ。飲めるものがハーブと思っている方もおられるのではないだろうか、ハーブティーという言葉は良く聞くから。
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イベント中は、ハーブ麺試食やハーブティーサービスがある。ここで振舞われたハーブティーは味わいがやや独特で、万人全てがおいしいとは言いかねるだろうと推測したが、ことハーブ麺(ケナフ麺とある)に関してはイケテルである。来年お越しになる機会があれば、是非お試し頂きたい。(編集注:いや別に回し者ではありませんよ) またハーブ公園内や河川敷に並ぶ露店にて買い物をすると、嬉しいことに500円に1回抽選券がもらえる。ハーブ公園内で抽選できるわけだが、これがまた空クジなしでイケテルである。ビリクジを引き当ててもラベンダーの苗(200円相当)がもらえるのはうれしい。私はタコ焼きでラベンダー苗を頂いた(笑) ま、だからといって1等が海外旅行というほど豪華景品があるわけではないので念のため。
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イベント中は、花舟と呼ばれていたが、いわゆる鵜飼舟での遊覧運行もある。そうここ原鶴は鵜飼でも有名なので、一度のんびりとのどに魚(主にアユ)をためる鵜クンを眺めてみたいと思う。鵜クンからすれば、獲物を飲み込んでも飲み込めないという欲求不満の最たるところと想像する。人間に代わって獲物を捕ってくることでは、鷹匠のもと頑張る鷹クンも有名だがこちらがいくらか恵まれている環境のように思う(編集注:確かに自由に飛べるし、人間と猟犬の信頼関係に似ている気がするね) ひょっとして、鵜とは、のどに獲物をつまらせて「ウッ」となるから鵜【う】と名づけられたのだろうか…(編集注:違いましょうなぁ) おっと、花舟から脱線したしまった。遠くから見ただけでなんともいえないが、花舟と呼ばれるほど舟に花は見当たらない、ま、いいけどね。
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イベント時には、ハンギング バスケット コンテストが行われている。一般入場者による人気投票とのことで、見事最優秀賞に選ばれると賞金30,000円、優秀賞から佳作まで用意されているが参加賞として出品者全員に原鶴温泉「湯めぐり帳(1,500円)」が贈られる。参加は無料でだれでも展示できる。前日まで宅急便での受け付けも可能なようであるから、ガーデニングで磨いた腕をここでひとつ発揮されてはいかがだろうか。 正直、ラベンダー本数では他所に譲るところだが、イベントに合わせて訪れると何かと楽しめるところである。温泉好きの方は通常1,500円の「湯めぐり帳」が1,000円だったりして一石二鳥でしょう。
詳しくはこちらに確認頂きたい。 原鶴温泉旅館組合:0946-62-0620(http://www.harazuru.jp)
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