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太宰府天満宮、ご存知学問の神様である菅原道真公を祀る天満宮の総本山である。九州ではダントツの参拝者数を誇り、正月、受験シーズンなどは特に賑わうことはニュース等でもご覧のことと思う。旧官幣中社。
菅原道真公は、学問を盛んにという政策であった嵯峨天皇【さがてんのう】時代の845年に、文章博士【もんじょうはかせ】と呼ばれる家系に生まれた。なんと5歳で和歌を詠み、その後も驚異的ともいえる文学の習得ぶりに、周囲の人々からは神童と呼ばれていたという。
讃岐守という地方官に任命された際には、住民の信任を集める人徳ぶりも発揮し、宇多天皇からの信任は大変厚かったという。しかし、信任が厚いほど妬む者も多いのは世の常で、醍醐天皇に変わると、当時一大勢力であった藤原家と公卿【くぎょう】の策からか、太宰府左遷となったのである。
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